
1976年にJAL(現JALジャパン)が国際線・国内線両用の中型機として導入した、
DC−10が今月いっぱいで引退する・・・
B747では大きすぎる、国際主要路線や国内準幹線に投入され、
華々しい活躍というよりは、「いぶし銀」の名脇役的な存在でもあった。
「脇役」ゆえに熱烈なDC-10ファンも多く、引退を惜しむ声が強い。
国際線機・国内線機がそれぞれ10機ずつ運航されていたが、
現在は引退が進み5機になっている。
一方、TDA(現JALジャパン)は本格的な国際線の開設に備えて、
1988年にDC-10-30ERを導入した。
エアバスレインボーをまとったDC-10は、
シンガポールやホノルル線で活躍した「希望の星」であった。
しかし相次ぐ路線運休によって韓国線や国内幹線を中心に飛ぶことになり、
本来の長距離性能が生かせなくなってしまった。
しかし、JAS系列のチャーター航空会社であるハーレクインエアが設立され、
DC-10は再び長距離路線に復帰したが、すぐに双発のA300-600Rに取って代わられてしまった。
JAL・JASともに三発機のDC-10は、経済性で勝る双発機のB777-200やA300-600Rにバトンを渡して引退するが、
長距離飛行ではやはり垂直尾翼にある3つめのエンジンが頼もしい。
また、JALのDC-10は導入以来28年間に渡って全損事故ゼロの安全運航を続けていて、
ANAグループのB737-200に続く大記録である。
★写真は懐かしい塗装のDC-10
DC-10の詳細は以下に

DC-10(McDonnell Douglas DC-10)は
アメリカ合衆国の航空機メーカーマクドネル・ダグラスが、
アメリカン航空の要望にこたえて作った、
ワイドボディの三発式ジェット旅客機。
ダグラスとマクドネルが合併したので名前は「DC」のままである。
1970年に初飛行、1971年8月に運行開始した。
機体概要
ベーシックタイプの-10型、
航続距離を延長しセンターメインギアを追加した-30型や-40型、
操縦システムを後継のMD-11と同じものに近代化改修したMD-10がある。
また、貨物型のほかに、軍用機として空中給油機(KC-10)などの
バリエーションがある。
1972年に運行開始したロッキードL-1011 トライスターと
ほとんど同じ機体であった為、
戦争さながらの販売競争が繰り広げられ、
各国の航空会社や政府首脳に賄賂がばら撒かれた。
また、度重なるダンピングと壮絶な値下げ競争によって、
ロッキードともども経営が極度に悪化する事態となった。
結局、この勝負は1981年にロッキードが旅客機部門から撤退することによって、
DC-10が勝利を収めたが、この時期にエアバスが成長し始め、
新技術をふんだんに採用したA310やA320シリーズを続々と投入した。
このため、陳腐化したDC-10は入れ替わるように1989年に生産終了となり、
新形式のMD-11の開発が急がれることとなる。総生産機数446機。
アメリカン航空やユナイテッド航空、
ヴァリグ・ブラジル航空などの世界中の大手航空会社に導入され、
日本では、日本航空-40型を東南アジア線や南回り欧州線などの国際線と国内線に、
日本エアシステムが-30型をホノルル線やシンガポール線などの
国際線を中心に使用していたが、
旧JASのDC10-30は、アメリカ合衆国のノースウエスト航空に売却された。
1979年にはアメリカン航空のロサンジェルス行き191便がシカゴのオヘア空港を離陸した直後、
構造上の問題から左翼の第1エンジンがパイロンもろとも脱落し墜落、
273人が死亡する大惨事を起こしたため一時運行停止となり、
JAL運行していた機材も一時運行停止を余儀なくされた。
仕様
操縦士: 3 名
旅客数: 250-380 名
全長: 55.5 m (182.1 ft)
全幅: 50.4 m (165.4 ft)
全高: 17.70 m (58.1 ft)
翼面積: 367.7 m² (3,957.9 ft²)
重量: 121,198 kg (267,196 lb)
最大離陸重量: 263,085 kg (580,003 lb)
動力: GE社製CF6-50A型ターボファン 3基 - 218 kN (49,000 lbf)
性能
巡航速度: 982 km/h (530 knots)
航続距離:: 12,055 km (6505 nautical miles)
巡航高度: 12,000 m (39,400 ft)

リゾッチャ仕様のDC-10
兄貴もハワイ以前乗った記憶があるが、何時だったか(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

この塗装を施したDC-10は少ないと思う、
最後の雄姿は今月末のソウル便らしい・・・
カメラに収めに行くのも良いかな〜〜〜♪